原子量・分子量・式量
Point1 原子量
質量数12の炭素原子です。
                       

左上の12は質量数、その下の6は原子番号でした。
質量数12の炭素原子1個の重さっていうのは、非常に軽いんですが、その1個の重さを、12としたんです。単位はないので、12”g”ではなく、”12”と表します。
そうしたときの、他の原子1個の重さを、相対的に表したものを、原子量といいます。

単位はないってこと、注意してください。炭素原子が1個12gもあったらダイヤモンドの指輪なんて恐ろしくてつけられません。

原子量は、特に指定がない限り、次の値で計算をします。
元素 Na Mg
原子量 12 14 16 19 23 24
元素 Al Cl Ca Fe Cu Ag
原子量 27 32 35.5 40 56 63.5 108

Point2 分子量と式量
分子を構成する原子の原子量の総和を、分子量といいます。
(例)CO2の分子量
   C  +  O×2  =  CO2
   12  +  16×2  =   44

組成式や、イオン式の中に含まれる原子の原子量の総和を、式量といいます。
(復習)組成式
   たとえば、NaClです。
   このとき、Naは今何個あるのかわからないので、n個あるとします。
   すると、Clも決まってn個あることになります。
   なので、これを一番簡単な整数比に直すと、
       
   となります。この、一番簡単な整数比にした式のことを、組成式といいます。

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