平方根
Point1 基礎事項
平方根
@定義 2乗するとaになる数をaの 方根 という。
A性質 (1) a≧0のとき (√a)2=a, √a≧0
      (2) a≧0のとき  √a2=a,  a<0のとき √a2=-a
         すなわち √a2=|a|
B公式 a>0, b>0, k>0のとき
      (1) √a√b=√ab
      (2) √a/√b=√(a/b)
      (3) √k2a=k√a
分母の有理化
分母に根号を含む式を変形して、分母に根号が含まれない式にすることを、分母を 有理化 するという。

Point2 例題
次の式の根号を外し、簡単にせよ。
(1) √(a-1)2-√(a-3)2 (ただし 1<a<3)
(2) √(a+2)2+√a2
(3) x=3/(√7+1), y=3/(√7-1)のとき、(x2+y2)(x3+y3)の値を求めよ。
(4) 1/(3-√5)の整数部分を a, 小数部分を b とする。
  (ア) a, b の値を求めよ。
  (イ) a2+2ab+3b2 の値を求めよ。
次の式を分母を有理化して簡単にせよ。
(5) 4/(1+√3+√6+2√2)

Point3 解答
(1) 与式=|a-1|-|a-3|
   1<a<3のとき a-1>0, a-3<0であるから、
   与式=(a-1)-{-(a-3)}=(a-1)+(a-3)=2a-4
(2) 与式=|a+2|+|a|
   a<-2のとき a+2<0, a<0であるから
   与式=-(a+2)-a=-2a-2
   -2≦a<0のとき a+2≧0, a<0であるから (a+2)-a=2
   0≦aのとき a+2>0, a≧0であるから    (a+2)+a=2a+2
   よって、a<-2のとき -2a-2, -2≦a<0のとき 2a+2
(3) 10√7
(4) (ア) a=1, b=(√5-1)/4
   (イ) (13+√5)/8
(5) [4{(1+2√2)-(√3+√6)}]/[{(1+2√2)+(√3+√6)}{(1+2√2)-(√3+√6)}]
     ={4(1+2√2-√3-√6)}/-2√2=√6+2√3-√2-4

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