多項式
Point1 基礎事項
単項式と多項式
 数や文字だけの積の形で表された式を 単項式 という。また、単項式の和として表される式を 多項式 といい、各単項式を、この多項式の  という。
単項式は項が1つである多項式と考えられる。多項式のことを 整式 ともいう。

同類項
 多項式の項の中で、文字の部分が同じである項を 同類項 という。
多項式は同類項を1つにまとめて整理することができる。

単項式の係数・次数
 単項式において、その数の部分を 係数 といい、掛け合わせた文字の個数(すなわち文字の指数の和)を 次数 という。

多項式の次数
 多項式において、同類項を整理したとき各項の次数のうち、最も次数の高い項の次数の事をこの多項式の 次数 という。
また、その多項式において、次数が0の項を 定数項 という。

Point2 例題
 次の整式の同類項をまとめよ。また、(2)、(3)の整式において、[ ]内の文字に着目したとき、その次数と定数項をいえ。
(1) 3x2+2x-6-4x2+3x+2
(2) 2a2-ab-b2+4ab+3a2+2b2 [b]
(3) x3-2ax2y+4xy-3by+y2+2xy-2by+4a [xとy]、[y]

Point3 解答
(1) -x2+5x-4
(2) 5a2+3ab+b2
  bに着目すると、 b2+3ab+5a2     次数2、定数項5a2
(3) x3-2ax2y+6xy+y2-5by+4a
  xとyに着目すると、 次数3、定数項4a
  yに着目すると、 y2+(-2ax2+6x-5b)y+x3+4a     次数2、定数項x3+4a

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