円の基本性質と内接する四角形
Point1 基礎事項
円周角の定理、直径と円周角
(1)一つの孤に対する「円周角」の大きさは,「中心角」の半分になる
(2)1つの円で、等しい円周角に対するは等しい
(3)1つの円で、等しい弧に対する円周角は等しい
(4)線分BCが直径ならば∠BAC=90°
 
円周角の定理、直径と円周角の定理の逆
∠APB=∠ACBならば、4点A、B、C、Pは同一円周上にある。


Point2 例題
△ABCの∠B、∠Cの二等分線がこの三角形の外接円と交わる点をそれぞれD、Eとするとき、∠A=60°ならば、BD=CEであることを証明せよ。

Point3 解答
∠BAD=∠BAC+∠CAD=∠A+∠CBD…@
∠CAE=∠CAB+∠BAE=∠A+∠BCE…A
∴@+Aから ∠BAD+∠CAE=2∠A+(1/2)(∠B+∠C)
                    =2・60°+1/2(180°−60°)=180°
したがってBD=CE


Point1 基礎事項
円に内接する四角形
四角形が円に内接するとき、
(1) 対角の和は180°である
(2) 外角は、それに隣り合う内角の対角と等しい

四角形の内接条件
(1) 1組の対角の和が180°である
(2) 1つの外角が、それと隣り合う内角の対角と等しい

Point2 例題

(1) 図のように、円Oの周上に4点A、B、C、Dをとり、直線DAとCBの交点をP、直線ABとDCの交点をRとする。
∠CPD=30°、∠ARD=40°、∠ACD=70°であるとき∠ACPの大きさを求めよ。

(2) ∠ABC=62°、∠BCA=68°の△ABCがある。△ABCの外接円の、点Bを含まない側の弧ACの上を、点Pが動いている。また、直線APと直線BCの交点をQとする。四角形ABCPの面積が最大となるときの、∠AQBの大きさを求めよ。

Point3 解答
(1) ∠DCB+∠DAB=180°
 ∴∠ACP=25°

(2) 点PからACに引いた垂線の長さが最大になればよい→弧ACの中点
 ∠AQB=∠ACB−∠QAC=68°−31°=37°

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