組み合わせと二項定理
Point1 基礎事項
@組み合わせ 異なるn個のものの中から異なるr個を取る組み合わせの総数は
nCr=nPr/r!={n(n-1)(n-2)…(n-r+1)}/r(r-1)…3・2・1=n!/r!(n-r)!
特にnCn=1 ただしnP0=1,nC0=1と定める。
AnCrの性質 [1]nCr=nCn-r(0≦r≦n)
         [2]nCr=n-1Cr+n-1Cr-1(1≦r≦n-1,n≧2)
B同じものを含む順列 n個のもののうちp個は同じもの、q個は別の同じもの、r個はまた別の同じもの、…であるとき、それらn個のもの全部を使って作られる順列の総数はn!/p!q!r! (p+q+r=n)

Point2 例題
Aを含む男子生徒5人、Bを含む女子生徒5人の計10人から5人を選ぶ。次のような方法は何通りあるか。
(1)全員から選ぶ選び方
(2)男子2人、女子3人を選ぶ選び方
(3)男子からAを含む2人、女子からBを含む3人を選ぶ選び方
(4)男子2人、女子3人を選んで1列に並べる並べ方

次の式を満たす自然数nを求めよ。ただし、n≧3とする。
6・nC3-n・nP2+144=0

A高校の生徒会の役員は6人で、そのうち3名は女子である。また、B高校の生徒会の役員は5名で、そのうち2名は女子である。各高校の役員から、それぞれ2名以上を出して、合計5名の合同委員会を作るとき、次の各場合は何通りあるか。
(1)合同委員会の作り方
(2)合同委員会に少なくとも1名女子が入っている場合
(3)合同委員会に1名女子が入っている場合

(1)円周上に異なる5点A,B,C,D,Eがあり、どの2点についてもそれを両端とする線分があるとする。
 (ア)線分は全部で何本あるか
 (イ)点Aが少なくとも1本の線分の端となるように線分を4本選ぶ方法は何通りあるか

(2)三角形の各辺を3分割したときの6点と3頂点のうちから3点を結んでできる三角形の個数は全部で何個あるか

9人を次のように分ける方法は何通りか。
(1)9人を4人、3人、2人の3組に分ける方法
(2)9人を3人ずつ、A,B,C3つの組に分ける方法
(3)9人を3人ずつ、3つの組に分ける方法

円盤の上面を4等分して(=それぞれの中心角は90度)隣り合う部分を異なる色で塗り分ける。回転して一致する塗り方は同じ塗り方として、次の場合の数を求めよ。
(1)赤、青、黄、緑の4色から2色を選び、塗り分ける場合の数
(2)赤、青、黄、緑の4色から3色を選び、3色全てを使って塗り分ける場合の数
(3)赤、青、黄、緑の4色以内で塗り分ける場合の数

internetの全ての文字を使ってできる順列のうち、どのtもどのeより左側にあるものは何通りか。

Point3 解答
(1)10C5=252通り

(2)5C2×5C3=100通り

(3)4C1×4C2=24通り

(4)(2)より、100×5!=12000通り

6・nC3-n・nP2+144=0…@とおく。
nC3=n(n-1)(n-2)/3!,nP2=n(n-1)を@に代入して、
n(n-1)(n-2)−nの2乗(n-1)+144=0
整理するとnの2乗-n-72=0 ゆえに (n+8)(n-9)=0
これを解いて、n≧3 から n=9

(1)6C2×5C3+ 6C3×5C2=350通り

(2)全体から女子が1人もいない場合を引けばよい。 3C3×3C2=3通り
3C2×3C3=3通り
よって、350-(3+3)=344通り。

(3)女子1名がA高校の場合、男子の選び方は(A,B)=(2,2)、(1,3)であり、女子の選び方は3C1通りあるから 3C1(3C2×3C2 +3C1×3C3)=36通り
女子1名がB高校の場合、男子の選び方は(A,B)=(3,1)、(2,2)であり、女子の選び方は2C1通りであるから 2C1(3C3×3C1+ 3C2×3C2)=24通り
よって、36+24=60通り

(1)(ア)5C2=10本

(イ)(ア)の10本の線分から4本の線分を選ぶ方法の総数は10C4=210通り
また、端がAである線分は4本あるからどの線分の端も点Aでないように線分を4本選ぶ方法は  10-4C4=15通り。よって210-15=195通り

(2)9点から3点を選ぶ方法は 9C3=84通り
このうち、各辺から3点を選ぶ方法は 3×4C3=12通り
よって 84-12=72個

(1)9C4×5C3×2C2=1260通り

(2)9C3×6C3×3C3=1680通り

(3)(9C3×6C3)/3!=280通り

(1)4C2=6通り

(2)3C1×4C1=12通り

(3)(4-1)!=6通り。よって、6+6+12=24通り

8!/4!2!=840通り

Point1 基礎事項
パスカルの三角形

二項定理
(a+b)n=nC0an+nC1an-1b+nC2an-2b・・nCran-rbr・・・+nCnbn

一般項(第r+1項) nCran-rbr

多項定理
(a+b+c)nの展開におけるapbqcrの係数は 
(n!/p!q!r!)×apbqcr     (p+q+r=n)

Point2 例題
次の式の展開式において[]内の項の係数を求めよ。
(1)(x+2)7 [x4]     (2)(x2-1)7 [x4,x3] 
(3)(x2+1/x)10 [x11] (4)(2x4-1/x)10 [定数項]

(1)(1+2a-3b)7の展開式におけるa2b3の係数を求めよ。
(2)(1+2a2+3/a)7の展開式におけるaの係数を求めよ。

Point3 解答
(1)7C3・23=280
(2)7C5・(-1)5=-21[x4]
 整数rは存在しないので、x3の係数は0
(3)10C3=120
(4)10C8・22=180

(1)(-1)3・7!/2!2!3!・22・33=-22680
(2)0≦p≦7より、q=1または2
 7!/5!1!1!・2・3+7!/2!2!3!・22・33=22932

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