キルヒホッフの法則
キルヒホッフの第1法則
 交点aに流入する電流の総和は、点aから流出する電流の総和に等しい。

キルヒホッフの第2法則
 ある閉回路中に含まれる起電力(電源電圧)の総和は、その閉回路中にある
 電圧降下(端子電圧)の総和に等しい。


複雑な回路の電流の大きさと方向を求める方法…キルヒホッフの法則を使う
(例)P49の課題
R1=100[Ω]、R2=200[Ω]、R3=100[Ω]、E1=6[V]、E2=1.5[V]


1. まず、電流I1、I2、I3の方向を仮設定(図のように決定)する。
   そして、計算のためにたどる輪(ループ)を仮設定する。(このとき、全ての
   部品にループが通るように複数のループを考える。




2. キルヒホッフの法則にあてはめて計算する。
 キルヒホッフの第1法則より、       I3=I1+I2…@
 キルヒホッフの第2法則より、
 ループ@について、E1=I1R1+I3R3→6=100I1+100I3…A
 ループAについて、E2=I2R2+I3R3→1.5=200I2+100I3…B
 @、A、Bを連立させて解くと、
 A:I3=I1+I2より、100I3=100I1+100I2
   ∴6=200I1+100I2…C
 B:I3=I1+I2より、100I3=100I1+100I2
   ∴6=100I1+300I2…D
 C、Dを連立させて解くと、答えが出る。
 A.I1=33[mA]、I2=−6[mA]、I3=27[mA]

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