水と空気の流体実験
 水と空気の流体実験
 私達の身の回りには、水や空気などの流体の様々な流れがあります。「船はなぜ水に浮かぶのか?」「飛行機はなぜ空を飛ぶのか?」これらの疑問に答えるためにも、水や空気の性質について理解しておく必要があります。

(1) 圧力とは
 単位面積あたりにはたらく力[Pa]

(2) 密度とは
 単位体積あたりの質量[kg/m3]

(3) 比重とは
 水の最大密度に対する比(4℃が一番重い)
   水…1000kg/m3   空気…1.2〜1.3kg/m3

(4) 浮力とは
 流体中にある物体にはたらく力

(5) 揚力とは
 流体中を動く物体にはたらく力

ベルヌーイの定理:速度+圧力=一定

[A実験] 1.風洞実験 〜翼周りの圧力分布測定
1) 翼模型の各点の値を水中マノメータから読み取り、基準値との差を求めなさい。
   基準値は161mmとします。(単位mm)
10 11 12 13
マノメータ 75 184 166 169 174 178 182 157 190 181 166 174 152
−86 23 13 17 21 −4 29 20 13 −9

2) 基準値との差について、各点から面に垂直な線を引きなさい。ただし、負圧を面の
   内側、正圧を面の外側の線で表します。


3) 揚力について、わかったことをまとめなさい。

 揚力:流体中(今回の場合は空気)を動く物体にはたらく力。
下向きの力よりも上向きの力の方が強い場合、揚力がはたらいているので、揚力の力が強く、物体は浮く(飛ぶ)。

2.大気圧実験 〜それぞれの実験結果を考察しなさい。(図示してもよい)


[B実験] 1.水圧測定実験 〜水の深さと水圧の関係をまとめなさい。
                                   (円筒の断面積は35cu)
おもり[g重] 35 70 105 140
水の深さ[cm] 1.1 2.0 3.2 4.2
水圧[g重/cu]


2.比重の測定実験 〜水と塩水と油の比較
塩水
比重 1.01 1.08 0.85
☆わかったことをまとめなさい。
 同体積として、
・塩水のほうが水よりも密度が高いので、質量は重くなり、また比重も増える。
・油のほうが水よりも密度が低いので、水よりも質量は軽く、また比重は小さい。

3.密度の測定実験

圧力は高いほうから低いほうへはたらく。
密度は、 アルミ<鉄<銅

★研究課題(P10)
(1) C   (2) @

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