分詞
分詞ってなに?
 分詞には現在分詞と過去分詞があります。現在分詞とは、動詞に-ingをつけたもので、過去分詞は基本的に動詞に-edをつけたものです。
 分詞も不定詞と同じように動詞をもとにしたものですが、動詞としての働きと、形容詞としての働きという2つの面を持っています。
 動詞としての働きは、進行形、完了形、受動態を作ること。形容詞としての働きは、名詞を修飾することです。

分詞の限定用法
分詞の動詞としての用法
[1] 進行形 be動詞+現在分詞
 A salesgirl is wearing a uniform.   (店員は制服を着ている。)

[2] 完了形 have[has]+過去分詞
 Carol has just returned to her hotel.   (キャロルはたった今ホテルに戻ってきた。)

[3] 受動態 be動詞+過去分詞
 The party was organized by Mac.   (そのパーティーはマックによって準備された。)

分詞の形容詞としての用法
[1] 限定用法―前置修飾
 I like singing berds.   (私は鳴く鳥が好きだ。)

 現在分詞は、基本的に「〜している」という能動的な意味を表す。

 I took a written test.   (私は筆記テストを受けた。)

 過去分詞は、基本的に「〜された」という受動的な意味を表す。

 このように、名詞を修飾する分詞が単独の場合は名詞の前につく。

[2] 限定用法―後置修飾
 A salesgirl wearing a pretty uniform came over.
(素敵な制服を着ている店員がやってきた。)
 I took a math test written in English.
(僕は英語で書かれた数学のテストを受けた。)

 このように、名詞を修飾する分詞が他の語句を伴う場合は名詞の後につく。

分詞の叙述用法
形容詞の叙述用法
 The girl kept quiet.   (その女の子は静かにしていた。)
    S     V   C 形容詞

 この文の形容詞quietは叙述用法で文の補語として働いている。分詞にも同じような用法がある。

第2文型(S+V+C)の場合
 We often go shopping in the mall.   (私達はよくモールに買い物に行く。)
  S       V  C 現在分詞

 John stood surrounded by his friends.   (ジョンは友達に囲まれて立っていた。)
  S     V    C 過去分詞

第5文型(S+V+O+C)の場合
 I'm sorry I' ve kept you waiting.   (お待たせして申し訳ありません。)
        S    V    O   C 現在分詞

 He left the door unlocked.    (彼はドアに鍵をかけないでおいた。)
  S   V    O     C 過去分詞

 I heard my name called.   (僕は自分の名前が呼ばれるのが聞こえた。)
 S   V      O    C 過去分詞

 I had my wallet stolen on the train.   (電車の中で財布を盗まれた。)
 S  V     O     C 過去分詞

 Can you make yourself understood in English? (英語で用が足せますか。)
      S    V      O    C 過去分詞

 使役動詞のmakeは補語に現在分詞をとることはできない。

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